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字凧

じだこ
名詞
1
標準
kite with a (kanji or kana) character written on it
文例 · 用例
それは二枚半で、龍という字凧であった。
岡本綺堂 綺堂むかし語り 青空文庫
字凧、絵凧、扇凧、奴凧、トンビ凧の数を尽し、或るものは唸りを立てて勇躍飛動する、或るものはクルクル水を汲んでたて直す体を見て、神尾主膳がカラカラと笑いました。
めいろの巻 大菩薩峠 青空文庫
一枚、二枚の小凧から二枚半以上は巻骨障子骨の上等品、奴凧、トンビ凧、蝙蝠凧、剣凧の類、字凧は竜、鷲、魚、蘭の字など、絵凧は達磨、二見ヶ浦、日の出に鶴、乃至は人物の一人立、二人立、牛若、金太郎、頼光、凄いのは猪ノ熊や大入道、熊坂長範、いずれも蝋引きの眼玉が光る。
山本笑月 明治世相百話 青空文庫
ウナリは鯨か籐で、大凧のウナリは左右へ突き出たカンザシ、長糸目で木舞縄の尾を十分につけた威勢のよさ、あれは誰々の凧だと評判、大小いりまじりに揚った中を、ホリ竜という二枚張りの字凧、ガン木を二、三挺もつけて喧嘩仕かけに相手の凧を切って飛ばす暴れもの、私も随分やったものだ。
山本笑月 明治世相百話 青空文庫
大川の空には、春風に乗った二枚半の字凧や武者絵が、のどかなウナリを揚げております。
吉川英治 江戸三国志 青空文庫
やっこ凧、武者凧、とんび凧、お多福凧、字凧、二枚半、三枚半の大凧など、ああいう春景色も、過去になった、歴史の永遠な空のあれも一コマである。
吉川英治 随筆 新平家 青空文庫