碌すっぽ
ろくすっぽ異読 ろくずっぽ・ろくすっぽう
副詞
標準
(not) well
文例 · 用例
当時紅葉は私を忌避してイツ尋ねても居留守を遣い、途中で会っても碌すっぽ口を利かないという場合であったから、事情を話して私の仲介ではとても駄目だと断わった。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
一と月ほど経ってから読んだかと訊くと、何だか質くどくて面倒臭いもんだといって碌すっぽ読んでいなかった。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
第一、おれは碌すっぽ指し方も知らないんだから、幾手か先手を指させて貰わにゃ駄目だよ。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
道の向う側から来たと云う、主人から碌すっぽ喰べさせて貰わないらしい小僧も、一軒置いて隣家の、これも女主人に耳を引っ張られたと云うことが後で分かった女中の背後に隠れるようにしながら這入って来た。
— A CHRISTMAS CAROL 『クリスマス・カロル』 青空文庫
この方はさして逆上せぬかわり、皇帝の死が直ちに安南における既得利権の損害を意味するので、もう愚痴たらたら、碌すっぽ顔も見ようともせず、ひたすら深き嘆きに沈むのであった。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
貯金は碌すっぽないし、保険には入って下さらないし、何う致します?
— 佐々木邦 『一年の計』 青空文庫
碌すっぽ御返辞も出来ないじゃありませんか?
— 佐々木邦 『女婿』 青空文庫
碌すっぽ構文もできなければ敷衍もできない。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
作例 · 標準
最近忙しくて、碌すっぽ休んでいない。
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彼は碌すっぽ話も聞かずに、どこかへ行ってしまった。
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試験前で、昨夜は碌すっぽ寝られなかった。
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