聞こえよがし
きこえよがし
名詞形容動詞
標準
bad-mouthing someone so as to be deliberately overheard
文例 · 用例
余り叱らぬ先生の前で、生徒達は聞こえよがしに校長の悪口を言合つた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
それは聞こえよがしといってよかった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
」女主人にてなか/\の曲者なり、「小僧や、紅葉さんの御家へ參つて……」などと一面識もない大家の名を聞こえよがしにひやかしおどかす奴、氣が知れないから不思議なり。
— 泉鏡花 『神樂坂七不思議』 青空文庫
ねえ様、私は今まで貞ちゃんにもいわないでいましたけれども……みんなが聞こえよがしにねえ様の事をかれこれいいますのに、たまに悪いと思って貞ちゃんと叔母さんの所に行ったりなんぞすると、それはほんとうにひどい……ひどい事をおっしゃるので、どっちに行ってもくやしゅうございましたわ。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
」 のみならず、自身そのなわじりを取って表へ出ていくと、その門のところにどろぼうねこのごとく目を光らしていた敬四郎へ、ことさら聞こえよがしに、突然第二の命令を伝六にいいつけました。
— 村正騒動 『右門捕物帖』 青空文庫
不意をうたれてまごまごしているのをしり目にかけながら、ゆるやかにあごをなでると、なんと思ったか聞こえよがしに伝六へ命じました。
— のろいのわら人形 『右門捕物帖』 青空文庫
親切な方……妾大好き……」 なぞと感激に満ち満ちた、軽い独言を言いながら……すこしの不自然もなく私に聞こえよがしに言いながら……。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
あしたは駕籠に乗って骨つぎの医者へ行って、よく診て貰わなけりゃあならねえ」 寺の納所たちへ聞こえよがしに、彼はこんなことを云って、わざと苦しそうに顔をしかめていた。
— 白蝶怪 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はわざとらしく大きなため息をつき、聞こえよがしに「仕事が遅い人がいると困るわ」と呟いた。
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隣の席の二人が、こちらに聞こえよがしな悪口を言い合っているのがわかって不快だった。
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「あーあ、せっかくの休日が台無しだ」と、彼は妻に対して聞こえよがしに不満を漏らした。
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