魂迎え
たまむかえ
名詞
標準
文例 · 用例
まだお寺へ行かないの」 盆の十三日には魂迎えとして菩提寺へ詣るのが習わしである。
— 岡本綺堂 『箕輪心中』 青空文庫
その人たちの迷った魂は今夜の魂迎えにどこへ招かれて行くであろう。
— 岡本綺堂 『箕輪心中』 青空文庫
○ 魂迎えの夕の墓参りに、必ず燈をともして行くということも、単に精霊の路を照らすためのみではなかったらしい。
— 柳田国男 『年中行事覚書』 青空文庫
七〇 盆中の食物特に魂迎え魂送りに用意せられる食物の名と製法。
— 柳田国男 『年中行事覚書』 青空文庫
野辺地の馬門から狩場沢へ、南部領から津軽領へ、入ってきたのが七月六日、それから青森を過ぎ内湾の岩づたいに、三廏から宇鉄へ出て便船を求め、盆の魂迎えに飢饉で死んだ親姉の名を、しきりに呼んでいる夜半の時刻、松前をさして渡海したことが、「外が浜づたひ」という一巻には述べてある。
— 柳田国男 『雪国の春』 青空文庫