杉叢
すぎむら
名詞
標準
thicket of cedar trees
文例 · 用例
だいぶ離れた所でどたんと戸か何かはずれたような音がしたと思うと、風はまた一しきりうなりを立てて杉叢をこそいで通りぬけた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
恐らく二度とは訪ねられないであらうその杉叢が、そゞろに私には振返へられた。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
恐らく二度とは訪ねられないであろうその杉叢が、そぞろに私には振返えられた。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
何の気なく、黎明の空気を吸いながら散歩をしていると、××寺の杉叢のところから女が出て来た。
— 宮本百合子 『小村淡彩』 青空文庫
秋の水の面、黄金色の葦、その周囲に紅葉した桜の枝と、遠く沈んだ緑色の杉叢、軽い、水彩画風の陵丘の姿が、調った遠景となる。
— 一九二二年(大正十一年) 『日記』 青空文庫
作例 · 標準
古い地図には、村の境界を示す目印として大きな杉叢(すぎむら)が記されている。
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杉叢の中から鳥の鳴き声が聞こえてくるが、その姿を捉えることは難しい。
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荒れ果てた寺の跡地に、かつての繁栄を物語るように杉叢が残っていた。
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