掲記
けいき
名詞
標準
文例 · 用例
美濃国、山田某が明治二十年十月二十九日郵送せる事実およびその説明は、この一例を示すものなれば、左に掲記して読者の参考となす。
— 井上円了 『妖怪報告』 青空文庫
○ 先回、奇夢の事実を掲記せるが、今ここに、感覚より生ずる夢の事実を報告せんとす。
— 井上円了 『妖怪報告』 青空文庫
○ 埼玉県、永井某氏より、夢の解釈につき報道せられたる一文は、参考の一助となるべきものなれば、その全文をここに掲記す。
— 井上円了 『妖怪報告』 青空文庫
しかして、その談話は古人の書より抄録するよりも、余が内外各国の実地を踏査して、直接に見聞せしものを多く掲記したり。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
狐狸のことは前すでに掲記したとおり各地方特殊のものがあるが、天狗は全国に通じて同一である。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
その巡回の場所は、このことに関係するところあれば、左に掲記すべし。
— 緒言 『妖怪学講義』 青空文庫
これが松阪の牛肉だとか、何川の鮎とかいうなら誰にもわかることで、それをことわる理由もあるだろうが、人間の常食でない狸の肉に、特にその産地を掲記する主人の心理はどんなものであろう。
— 小泉信三 『庶民の食物』 青空文庫