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一人天下

ひとりてんか異読 ひとりでんか
名詞
1
標準
being the sole master of the situation
文例 · 用例
すべて芸能のある人には、どうかすると、一人天下で、同じ道に遊んでゐる人の盛名を嫉むのがよくあるが、淇園にかぎつてそんな狭い量見は露ほどもなく、当時の画家や文人でこの人の庇護を受けた向きも少くなかつた。
初出未詳 茶話 青空文庫
反対諸党は合同して一人の候補者を出す筈であったのだが、この謀叛人側の前景気がばかにいいのに恐れをなしてまったくひっこんでしまったので、本当の一人天下で当選したのだ。
大杉栄 日本脱出記 青空文庫
私しハ一人天下をへめぐり、よろしき時ハ諸国人数を引つれ、一時ニはたあげすべしとて、今京ニありけれども五六日の内又西に行つもりなり。
慶応元年九月九日 坂本乙女、おやべあて 手紙 青空文庫
あの事件以来|胸糞がわるくってね」「ごもっともで、全く苦沙弥は剛慢ですから……少しは自分の社会上の地位を考えているといいのですけれども、まるで一人天下ですから」「そこさ。
夏目漱石 吾輩は猫である 青空文庫
嫁のお弓は半病人の姿で、娘のお浪は一人天下ですが、家の中は滅入つたやうに淋しく房松は何を調べられてゐるのか、それつ切り歸つて來ません。
茶碗割り 錢形平次捕物控 青空文庫
嫁のお弓は半病人の姿で、娘のお浪は一人天下ですが、家の中は滅入ったように淋しく房松は何を調べられているのか、それっきり帰って来ません。
茶碗割り 銭形平次捕物控 青空文庫
荘田がゐなくなつてから一人天下になつた私はみんなの従順なのをいいことにしてかなり暴威をふるつたもののその年ごろの餓鬼大将としては最も訳のわかつたはうであつたと自らゆるしてゐる。
中勘助 銀の匙 青空文庫
独立自尊の意気、吾一人天下に抗せんと云うヒロイズムが最も必要である。
中野秀人 第四階級の文学 青空文庫
作例 · 標準
その分野では、長年彼一人天下だったが、最近新しいライバルが現れた。
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会議で一人天下をしようとすると、他のメンバーから反発を受けるだろう。
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彼の会社は、その地域では一人天下の状況を築いている。
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