二義的
にぎてき
形容動詞
標準
secondary
文例 · 用例
すべて人はその第一義的な仕事に於て、思想と情熱の全意力を傾注し、第二義的な仕事即ち余技に於ては、単に趣味性のみを抽象的に遊離して享楽する。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
結局は、やればやり得る学位を、無用な狐疑や第二義的な些末な考査からやり惜しみをするということが、こういう不祥事やあらゆる依怙沙汰の原因になるのである。
— 寺田寅彦 『学位について』 青空文庫
科学その物のおもしろみは「真」というものに付随しているから、これを知らせる場合に、非科学的な第二義的興味のために肝心の真を犠牲にしてはならないはずである。
— 寺田寅彦 『断水の日』 青空文庫
元来、仏教の最終の目的は人々が最上の智慧を開覚いて最も完全な人格を完成するのに在るので、現世上の救難授福はその目的からは第二義的のものでありますが、しかし眼前の幸福は衆人が望むことでありますから、仏、菩薩においてもこれを蔑ろにしないで工夫に工夫を凝らされていることはもちろんのことであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
「幾ら立派でも綺麗でも、どうせ指環なんてものは、第二義的なものさ。
— 佐左木俊郎 『指と指環』 青空文庫
新しい技術によってどんな新しい特長が付け加えられたか、どんなに速くなったかといった要素は、この時二義的なものとなった。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
光線を奪えば光線、空気を奪えば空気を、活動、音声、嗜好品、それらは、それが奪われるまでは第二義的であっても、奪われると同時に、それは一切第一義的な欲望に変わるのだ。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
それらの雑誌に現れる既成作家のものとなると、どうやら二義的風な、さもなくば小品流の感想風なものであつたりして、彼等の読者としても特にその為めにその雑誌を購つて見るほどの無駄を敢行する気になれぬ類ひのものが義務的か何かのように顔を出してゐるに過ぎないのだ。
— 牧野信一 『浪曼的時評』 青空文庫
作例 · 標準
その問題は重要ではあるが、今のところ二義的なものだ。
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デザインは二義的な要素であり、まずは機能性を重視すべきだ。
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彼の発言は本筋から外れており、二義的なものと判断された。
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