炮
炮
名詞
標準
文例 · 用例
病友はまたずっと溯った幼時の思い出を懐しもうとするのか、フライパンで文字焼を焼かせたり、炮烙で焼芋を作らせたりした。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
それを炮烙で炒ってお八つの代わりに食ったりした。
— 寺田寅彦 『球根』 青空文庫
「正月九日長藩二千人許御城下え推参、及発炮。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
小戦有之、夫より江差之賊徒追撃、厚浅部口迄進軍、尤大炮三、玉薬二十四五箱分捕、賊徒一人生捕有之候趣。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
棒火矢、炮碌玉を作らせる。
— 森鴎外 『大塩平八郎』 青空文庫
」 勝手もとを取り散らしてゐるおくみは、前垂れのはしで胡麻を煎つた炮烙を取り下して、考へ迷ふやうにかう言つた。
— 鈴木三重吉 『桑の実』 青空文庫
食事がおすみになると、おくみはテイブルの上をきれいに片づけて、番茶の匂ひのいゝのを炮じて持つて行つた。
— 鈴木三重吉 『桑の実』 青空文庫
まだそればかりか、妲己のすすめに従って、炮烙の刑という世におそろしい刑罰を作り出した。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫