また木
またぎ
名詞
標準
forked tree
文例 · 用例
朱漆で塗った地に黒漆でからすの絵を描いたその下に烏丸枇杷葉湯と書いた一対の細長い箱を振り分けに肩にかついで「ホンケー、カラスマル、ビワヨーオートー」と終わりの「ヨートー」を長く清らかに引いて、呼び歩いていたようにも思うし、また木陰などに荷をおろして往来の人に呼びかけていたようにも思う。
— 寺田寅彦 『物売りの声』 青空文庫
仙台堀と油堀とを連ぬる小渠は一条のみならず、また木場附近の大和橋及び鶴歩橋の架れる一渠その他の小渠は、一これを記する能はざればなり。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
紅の葉、黄色の葉、大小さまざまの木の葉はたちまち木陰より走りいでてまた木陰にかくれ走りつ。
— 国木田独歩 『わかれ』 青空文庫
また木にのぼつてゐないときでも恭一君はよく、もののかげや、うしろから、わつといつてびつくりさせるのでした。
— 新美南吉 『かぶと虫』 青空文庫
また木にのぼっていないときでも恭一君はよく、もののかげや、うしろから、わっといってびっくりさせるのでした。
— 新美南吉 『小さい太郎の悲しみ』 青空文庫
また木之助は動けなくなってしまった。
— 新美南吉 『最後の胡弓弾き』 青空文庫
その翌年は、これはまた木之助自身が感冒を患ってうごくことが出来なかった。
— 新美南吉 『最後の胡弓弾き』 青空文庫
夜はまた木之助の咽喉がむずがゆくなり咳が出て来た。
— 新美南吉 『最後の胡弓弾き』 青空文庫
作例 · 標準
山道に落ちていたまた木を拾い、即席の杖にして険しい斜面を登り切った。
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庭にある大きなまた木の間にハンモックを吊るして、午後の読書を楽しむのが日課だ。
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スリングショットを作るために、弾力があって形が良いまた木を探して森に入った。
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