手汗
てあせ
名詞
標準
palm sweat
文例 · 用例
其心術の陋を見るや彼は忽ち惡罵の權化に變じ、峻嚴酷烈其度を超え、叱責罵辱其頂に達し、讀む者をして足顫ひ手汗するを禁ぜざらしむるものがあつた。
— 狩野亨吉 『安藤昌益』 青空文庫
出来ればラルフと握手したかっただろうが、ラルフはあいにくビンセントの手汗を知ることはなかった。
— The Nether Millstone 『煉獄』 青空文庫
「おい田中、早く銃を取つてやれ‥‥」「軍曹殿、軍曹殿、早く早く、銃を早く‥‥」と、中根は岸に近寄らうとしてあせりながら叫んだ。
— 南部修太郎 『一兵卒と銃』 青空文庫
――聯さんが抜けがけの功名をあげるとてあせっているからだ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
自分が四歳の時に名古屋にいたころのかすかな思い出の中には、どこか勝手口のような所にあった高い板縁へよじ上ろうよじ上ろうとしてあせったことが一つの重大な事項になっているのである。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
おぬいが母を見ている前で、おぬいでないものにだんだん変っていくので、我を忘れてあせったようでもある。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
子ひばりはまた、急に見知らぬお座敷へつれて来られましたので、おどおどして、ちいちゃい茶色のからだを婆やの袂の中へ中へともぐらせようとしてあせるのでした。
— 岡本かの子 『ひばりの子』 青空文庫
私はこの落書めいた一ひらの文反故により、かれの、死ぬるきわまで一定職に就こう、就こうと五体に汗してあせっていたという動かせぬ、儼たる証拠に触れてしまったからである。
— 太宰治 『狂言の神』 青空文庫
作例 · 標準
緊張して、手のひらに**手汗**がびっしょりだった。
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試験会場で、**手汗**を拭きながら解答用紙を配られた。
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面接官と握手する際、**手汗**が気になってしまった。
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