夜顔
よるがお異読 ヨルガオ
名詞
標準
moonflower (Ipomoea alba)
文例 · 用例
ある夜顔色の美しい女客の顔を電燈の光でしみじみ見ていると頬や額の明るい所がどうしてもまだかわかぬ生の絵の具をべっとり盛り上げたような気がしてしかたがなかった、そしてその光った所が顔の運動につれていろいろに変わるのを見とれているうちに、相手の話の筋道を取りはずしそうになる事が一度ならずあった。
— 寺田寅彦 『自画像』 青空文庫
日夜顔をあわせている女同士で自分が八百円に売ってやった衣類の、二百円を天びきに相手にわたして、何も知らないその人が礼にとさしだす百円ももらい「三百円儲けた話」は、きょうの著者の心に、明るいエピソードだろうか。
— 宮本百合子 『ことの真実』 青空文庫
また右のヒルガオ、アサガオとは関係ないが、ついでだから記してみると、今日民間で夕顔と呼んでいるものはいわゆる Moon-flower(Calonyction Bona-nox Bojer)で、これは夕顔の名を冐しているが、その正しい称えは夜顔(田中芳男氏命名)である。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
すなわち朝顔、昼顔、夕顔、夜顔である。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
もとより女学生時代の由起しげ子はトマサンの往時については空想的にしか知るよしもなく、偶然|巴里で一夜顔を合わせた程度で、トマサンの為人を理解できる筈はない。
— 坂口安吾 『我が人生観』 青空文庫
作例 · 標準
庭に植えた夜顔が、月明かりの下でひっそりと咲いている。
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夜顔の白い花が、夏の夜に涼やかな印象を与える。
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彼女は夜顔の花のように、夜に輝く存在だった。
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ウィキペディア曖昧さ回避
夜顔(よるがお) ヒルガオ科の植物 ⇒ ヨルガオ 2006年のマノエル・デ・オリヴェイラ監督の映画 ⇒ 夜顔 (映画)
関連項目
出典: 夜顔 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0