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祖々

祖々
名詞
1
標準
文例 · 用例
けれども、見ぬ世の祖々の考へを、今の見方に引き入れて調節すると言ふことは、其が譬ひ、よい事であるにしても、尠くとも真実ではない。
異郷意識の起伏 妣が国へ・常世へ 青空文庫
われ/\の祖々が持つて居た二元様の世界観は、あまり飽気なく、吾々の代に霧散した。
異郷意識の起伏 妣が国へ・常世へ 青空文庫
夢多く見た人々の魂をあくがらした国々の記録を作つて、見はてぬ夢の跡を逐ふのも、一つは末の世のわれ/\が、亡き祖々への心づくしである。
異郷意識の起伏 妣が国へ・常世へ 青空文庫
その千年・二千年前の祖々を動して居た力は、今も尚、われ/\の心に生きて居ると信じる。
異郷意識の起伏 妣が国へ・常世へ 青空文庫
此は是、曾ては祖々の胸を煽り立てた懐郷心(のすたるぢい)の、間歇遺伝(あたゐずむ)として、現れたものではなからうか。
異郷意識の起伏 妣が国へ・常世へ 青空文庫
即、其が、第一義かどうかは問題であるが、常住なる齢と言ふ民間語原説が、祖々の頭に浮んで来た時代に、長寿の国の聯想が絡みついたので、富みの国とのみ考へた時代が今一層古くはあるまいか。
異郷意識の起伏 妣が国へ・常世へ 青空文庫
翁の説を詮じつめれば、夜見或は、根と言ふ名にこめられた、よもつ大神のうしはく国は、祖々に常夜と呼ばれて、こはがられて居たことがある、と言ひ換へてもさし支へはない様である。
異郷意識の起伏 妣が国へ・常世へ 青空文庫
されど、祖々の世々の跡には、異族に対する恐怖の色あひが、極めて少いわけである。
異郷意識の起伏 妣が国へ・常世へ 青空文庫