食用蛙
しょくようがえる異読 しょくようガエル
名詞多音語
標準
bullfrog
文例 · 用例
且つ「蛙」といふ動物は、日本人にはとつては特殊の俳味的詩趣をもつて居り、夏の自然を背後に感じさせるやうな季節感をさへ有してゐるが、西洋人にとつては何等特殊の連想がなく、食用蛙の醜怪を思ひ出させる位のものであらう。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
食用蛙は近来日本でも養殖されるが、本場のフランスに於てさえまだなかなか普遍的な食物とはなっていないようだ。
— 岡本かの子 『異国食餌抄』 青空文庫
追いかけ呼びもどして三人の見事な口髭、銀色の呼吸を流して、年増女の深い思いが高潮に達したときニコロは私の白いワイシャツの皮膚に彼女の眉墨でもって、レニングラードに向かって驀進する機関車と食用蛙を描いて東洋人が彼女の未来の夫であることを象徴するのであった。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
しょんぼり蚊帳を釣りながら池の食用蛙の鳴声を聴いていると、ポトポト涙が落ちた。
— 織田作之助 『蚊帳』 青空文庫
きょうはどうも遅くなりましたが、一つ鼠をお調べねがいますぜ」 ワイトマンは肩で大きな呼吸を一つして、机の上を食用蛙のような拳でドンと一つ叩くと、表の方に駈けだした。
— 海野十三 『軍用鼠』 青空文庫
最初せきせいいんこがはやり出しそれが下火になると兎が、それから食用蛙がはやつた。
— 島木健作 『一過程』 青空文庫
また一時この地方に食用蛙がはやつたことがあるが、それをはやらせたのは彼である。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
食用蛙がやかましく啼きたててゐる。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
作例 · 標準
琵琶湖周辺には、かつて食用蛙が多く生息していたそうだ。
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フランス料理の中には、食用蛙の足を使った珍しい一品もある。
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池で大きな食用蛙を見つけて、子供たちが驚いていた。
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