様目
さまめ
名詞
標準
文例 · 用例
帰り途で、『母様目の見えない人が居ましたね。
— 與謝野晶子 『六日間』 青空文庫
奥様も今ではここにいらつしやるけれど、やはりお家は大坂なんだから……といひかかるを、奥様目顔で制したまへば、老女は本意なげに口を鉗みたれどさすがに老の繰言止め難くや、更に詞を更めて、 時節が来たらお前のおツかアも、おつつけお暇が出やうから、その時はまた明石へ帰らないものともいへないわね。
— 清水紫琴 『磯馴松』 青空文庫
その先の事は大奥様はお言葉をお濁しになりましたけれども、何か弟様との間に葛藤がおありになったらしく、大奥様は棄て鉢におなりになり、傍にあった海軍ナイフを取って、弟様目がけてお斬りつけになったのだそうでございます。
— 大倉※子 『蛇性の執念』 青空文庫
兎に角お園は名香を手に入れると、直ぐ様目黒の寮へ飛んで来ました。
— 第五夜 悪魔の反魂香 『新奇談クラブ』 青空文庫
その白旗直八はお前と同様目隠しをしていた」「ヘエ――」 左孝はそんな事に始めて気が付いた様子です。
— 麝香の匂い 『銭形平次捕物控』 青空文庫
彼はすぐ様目を閉じて了ったのです。
— 江戸川乱歩 『屋根裏の散歩者』 青空文庫
「何故彼様目の敵にしるだんべえ?
— ボレスラーフ、プルース 『椋のミハイロ』 青空文庫