隠れん坊
かくれんぼ
名詞
標準
文例 · 用例
弟達が隠れん坊をしてゐるので入れて貰つた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
私ははにかみやの癖にそれが辱かしくない程隠れん坊が嬉しかつた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
勝坊は頓着せずに、T「お稲荷さんで隠れん坊をしよう」 と言うのに三次、今日は駄目だよと振り切って去る。
— 山中貞雄 『恋と十手と巾着切』 青空文庫
三次、今度は鉄五郎に、T「旦那子供は正直で御座んすね」 皮肉に言って勝坊の手を取って、T「おじちゃんとお稲荷さんで隠れん坊をしよう」 と言う。
— 山中貞雄 『恋と十手と巾着切』 青空文庫
これらの事実の関係ははなはだ錯綜していて、考えても考えても、考えが隠れん坊をして結局わからなくなるのである。
— 寺田寅彦 『LIBER STUDIORUM』 青空文庫
姉 ええ、少年 隠れん坊で、どつかへ隠れて、いつまでたつても出て来ないのと同じなの?
— ――学芸会のための一幕劇 『ラムプの夜』 青空文庫
やがていつものやうに剽軽に、「いやですよ、こんなとこにひとりで隠れん坊なんかしてゐちや。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
――隠れん坊の誰も気づかない隠れ場所。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫