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酔わす

よわす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
1
標準
to get (someone) drunk
文例 · 用例
芸術という料理の美味も時に人を酔わす、その酔わせる成分には前記の酒もあり、ニコチン、アトロピン、コカイン、モルフィンいろいろのものがあるようである。
寺田寅彦 コーヒー哲学序説 青空文庫
赤井は豹一が少しも自分に共鳴しないのを見て、酔わす必要があると思った。
織田作之助 青春の逆説 青空文庫
一瓶の酒、我を酔わすに足りなくとも人とその味わいを分かち、器半分の肉、我が満足には不足だが人にその切り分けを薦める、このような分福の行動は、実に人が餓犬でなく貪狼でないところを表わすのであって、単に福を得る道として論じるべき一箇条と云うよりは、人としての高貴な情の発動というべきである。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
酒少なく人の多い時に酒を河水に投じて衆と共に飲んだ将があるが、之はいわゆる分福の一事を極端に遂行したものであって、流水に酒を委せたとて誰も酔わすに足りないのは知れ切った事であるが、それでも尚自分一人で福を専にするに忍びなくて之を他人に分かつ情は、実に慈愛の徳に富んでいるものである。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
どこかの隙きから洩れて来る夜風に燈台の弱い灯はゆらゆらと顫えて、人を酔わすような空※の匂いが部屋いっぱいに薫っていた。
岡本綺堂 小坂部姫 青空文庫
」 時々顔を顰める笹村も、飲むとどこか色ッぽくなる女を酔わすために、自分でわざと飲みはじめることもあった。
徳田秋声 青空文庫
たしかにそのような批評は、彼女の身について益々醗酵しはじめていた生の饐えた香り、美が腐敗にかわる最後の一線で放つ人を酔わす匂いをさますものであったから。
宮本百合子 婦人と文学 青空文庫
愛する者に対する感情は、此の一句の前に書かれて居るように、性慾を刺戟する肌の部分を現わすに躊躇しない心持で男を牽きつけ、オードコロンで、女を酔わす如きものでないことは明かである。
宮本百合子 結婚に関し、レークジョージ、雑 青空文庫
作例 · 標準
「俺を酔わしてどうするつもりだ?何か頼み事でもあるのか?」
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彼は高級なワインを次々と開けて、招待客たちを心地よく酔わした
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船酔いしそうな激しい揺れが、乗客たちの平衡感覚を酔わした
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2
標準
to charm
作例 · 標準
彼女の透き通るような歌声は、聴衆の心を一瞬で酔わした
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満開の桜並木の美しさに、通りかかる人々はみな足を止めて酔わしていた。
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「君のその言葉だけで、僕は十分酔わされてしまったよ」
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