重病人
じゅうびょうにん
名詞
標準
seriously sick person
文例 · 用例
しかも身動きも出来ないやうな重病人にとつて、かうした性慾の発作が何にならうぞ。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
『馬鹿な事を、醫者が重病人に對してああ云ふのは一種の策略だ。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
しかし、そのために、彼は疲労の極、再び、もとの重病人にかへりました。
— 鈴木三重吉 『勇士ウ※ルター(実話)』 青空文庫
ところで、コンナ風にしてヤットの思いで、七八箇月ぶりに故郷に帰り着いても、まだ半死の重病人みたいになっている奴が居るそうですが、しかしどっちにしてもこの崑崙茶の味を占めた奴はモウ助からないそうです。
— 夢野久作 『狂人は笑う』 青空文庫
私は這々の態でとるものもとりあへず道場を飛び出すと、バツタのやうに苦しみながら半里もある道程を夢中で引き返すと、間もなくどつといふ発熱でピカツリと眼玉をむいたまま、あらぬウワ言を呟く重病人と成り変つてしまつたのだ。
— 牧野信一 『「学生警鐘」と風』 青空文庫
あたかも重病人が卒然として仇敵のその前に立つに会し、憤然として一旦|起ち上りしも、自己自身に力なきためただちに倒るるが如くである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
そして私は、重病人のやうに唸つてゐたのだつたが、そのうちにうとうととしたと見へて、あの声で始めて吾に返つたのである。
— 牧野信一 『熱い風』 青空文庫
まさかあの重病人と一緒におやすみになるわけには、いきませんでしょうからね」 私はこの話をきいて、玉村という男はきっと晩にはこの家にとまったのではないに相違ない、この重病人をたった一人空家同然の家に寝かしておいて自分はどこかへ泊まりに行ったに相違ないと考えた。
— 平林初之輔 『私はかうして死んだ!』 青空文庫
作例 · 標準
集中治療室では、何人もの重病人がモニターに繋がれ、生命維持装置に支えられている。
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看護師たちは、昼夜を問わず重病人の容態の変化を見守り、献身的に世話を焼いている。
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重病人を長距離搬送するため、最新の医療設備を備えた専用の救急ヘリが出動した。
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