牴牾
ていご
名詞動詞-サ変
標準
disagreement
文例 · 用例
「朝鮮閣」 牴牾しいのはこっちだ、といったふうに寸分違わないように似せてゆく。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
」と聞く身には他事をいううちが牴牾しく、膠もなく続きを促した。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
又身の欲する所と心の欲する所と牴牾するが如き場合、即ち慾と道義心との相爭ふ場合などを省察したるより發したのでも有らう。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
身の欲するところと心の欲する所と牴牾する場合も、詳しく省察すれば碁の爭ひの如きもので、交替爭鬪である、同時爭鬪では無い、一室一主である、一室二主では無い。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
黄昏に似た薄暗さの底に、三人はしばらくプログラムを見ていたが、葉子は中に庸太郎という隔てのあるのを牴牾しがるようなふうもしていた。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
覚書と詩集とには此の如き牴牾があるが、蘭軒が病なくして病と称したのでないことは明である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
以上記する所に就いて考ふるに、錦橋が年齢の牴牾は、どうも錦橋自己より出でてゐるらしい。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
試に江木鰐水の行状を出して再読するに、わたくしは二者の間に甚だしき牴牾あるを見ない。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
作例 · 標準
彼の意見には、多くの点で牴牾を感じる。
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二人の間には、解消できない牴牾があった。
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政治家たちは、政策を巡って激しく牴牾した。
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