荼毘
だび
名詞
標準
cremation
文例 · 用例
〔雪うづまきて日は温き〕雪うづまきて日は温き、 萱のなかなる荼毘壇に、県議院殿大居士の、 柩はしづとおろされぬ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 五十篇』 青空文庫
福岡で荼毘にふされる。
— 長塚節 『長塚節句集』 青空文庫
遺骸は領國へ運んで、箱崎の松原で荼毘にした。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
翌二一日、落合火葬場で荼毘にふされる。
— 短歌集 『小熊秀雄全集-1』 青空文庫
近藤事務長は土地の有志と計りて、事務長以下十数人、遺骸を奉じて埠頭を去る三|哩なるパセパンシャンの丘巓に仮の野辺送りをし、日本の在留僧釈梅仙を請じて慇ろに読経供養し、月白く露深き丘の上に遥かに印度洋の※鞳たる波濤を聞きつつ薪を組上げて荼毘に附した。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
生残た妻子の愁傷は実に比喩を取るに言葉もなくばかり、「嗟矣幾程歎いても仕方がない」トいう口の下からツイ袖に置くは泪の露、漸くの事で空しき骸を菩提所へ送りて荼毘一片の烟と立上らせてしまう。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
早々帰庵して、不運な彼等を火焙りにして(私としては荼毘に附して、といつた方がよからう)、一杯やつた。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
「荼毘だ、荼毘だ」と丸顔の男は急に焼場の光景を思い出す。
— 夏目漱石 『一夜』 青空文庫
作例 · 標準
法要の後、遺体は荼毘に付された。
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荼毘に付される前に、故人の遺族がお別れの言葉を述べた。
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火葬場では、静かに荼毘の炎を見守った。
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