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搾り出し

しぼりだし
名詞
1
標準
文例 · 用例
レモンエロウの絵具をチューブから搾り出して固めたようなあの単純な色も、それからあの丈の詰まった紡錘形の恰好も。
梶井基次郎 檸檬 青空文庫
レモンヱロウの繪具をチユーブから搾り出して固めたやうなあの單純な色も、それからあの丈の詰つた紡錘形の恰好も。
梶井基次郎 檸檬 青空文庫
私の生命全体が涙を私の眼から搾り出したとでもいえばいいのか知らん。
有島武郎 小さき者へ 青空文庫
泣上戸に与ふいまこそ悲鳴を精一杯あげる時だ、いまこそ君の体から、肉の袋から悲しみをすつかり搾り出してしまふ時だよ、誰にむかつて君は悲しむことをはばかつてゐるのか――。
詩集(4)小熊秀雄詩集2 小熊秀雄全集-5 青空文庫
疲れ切った二人は、只、薯があることだけに必死の力を搾り出していた。
本庄陸男 とも喰い 青空文庫
反抗の心がむらむらと起ってくるのを強いて押えつけて、ありもしない涙まで搾り出して、彼女の前に奴隷のように哀願したのです。
豊島与志雄 野ざらし 青空文庫
口でお礼を申上げるだけで私のからだは何をする事も出来ないものを……心の底から搾り出した――ありがたうございます――でよいのでせう。
知里幸恵 日記 青空文庫
そりゃ困っているにはちがいないが、搾り出しても一滴の油が出ないので腹を欠いているところへ、あいつが虎の頭を掻いたから堪らない。
魯迅 青空文庫