古服
ふるふく
名詞
標準
old clothes
文例 · 用例
しかも着ていたのが巡査の古服、――家鳴震動|大笑。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
――(これ古服は黒し、俺は旅まわりの烏天狗で、まだいずれへも知己にはならないけれど、いや、何国の果にも、魔の悪戯はあると見える。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
」「……変なのは俺ひとりさ、それに今日は、阿父さんの古服を着て行つたらう……少しダブつくんで歩き憎くかつた。
— 牧野信一 『毒気』 青空文庫
そして彼は質物になりさうもないのではねのけたバンドつきの冬の古服を手早く身にまとひ、甲斐々々しくリユク・サツクを背中につけた。
— 牧野信一 『鶴がゐた家』 青空文庫
(朝鮮人たちはルバシカ、背広、詰襟、朝鮮服、蒙古服等、長髪もあり、ぐりぐり坊主もあり、帽子なども雑然と、思い思いの不潔な服装。
— ――十四の場面―― 『安重根』 青空文庫
おまけに吾輩は内地の騎兵軍曹の古服を着て、山高帽に長靴、赤|毛布に仕込杖……笑っちゃいけない。
— 夢野久作 『爆弾太平記』 青空文庫
支那服と蒙古服、雑多な車と車との混雑の中に、灰白の砂塵が濛濛と舞ひ揚がる。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
靴の大きいのは氣になるが、色の褪めた、肱や膝や背中の光る古服と縁を絶つたので、氣が輕くなつた。
— 水上滝太郎 『大阪の宿』 青空文庫
作例 · 標準
実家の蔵の整理をしていたら、祖母が若い頃に着ていたという色鮮やかな昭和初期の古服が衣装ケースからいくつも出てきた。
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サイズが合わなくなって着なくなった古服を、週末のフリーマーケットに出品したところ、予想以上の高値で買い取ってもらえた。
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途上国の子供たちへの支援物資として、近所から集めたシミのないきれいな古服を段ボールに何箱も詰めてボランティア団体に寄付した。
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