止めどなく
とめどなく異読 とどめなく
副詞
標準
endlessly
文例 · 用例
悪事千里、というが、なまけ者の空想もまた、ちょろちょろ止めどなく流れ、走る。
— 太宰治 『懶惰の歌留多』 青空文庫
表扉は叩いても開けられることはなく、返事といえばただ向こうから止めどなくやってくる罵詈雑言。
— THE ADVENTURE OF THE THREE STUDENTS 『三枚の学生』 青空文庫
技術の進歩をあてにして良いのなら、話はさらに止めどなく広がって行きます。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
「えへへへへへ、えへへへへへ」嘉平次は、おだて上げられて、いやしい嬉しそうな笑いが、止めどなく唇から洩れた。
— 菊池寛 『仇討三態』 青空文庫
老媼は赤ただれした目に涙を止めどなく流し、私も袖で顔をおおいおおい話を聴いた。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
そんな風でいったん帰りは帰ったものの、縁先に座って、一人ぽつねんと山の上の月をながめていますと、もうじっとしていられないほど悲しくなって、涙がぼろぼろ止めどなくこぼれてきました。
— 楠山正雄 『姨捨山』 青空文庫
あたし涙が止めどなく出て仕方がなかったわ。
— 甲賀三郎 『ニッケルの文鎮』 青空文庫
瞬間の暈くような激しさで、自分というものが橋桁で、下に急な流れをみおろしてでもいるような、止めどなく洗われている感覚に襲われることがある。
— 宮本百合子 『杉垣』 青空文庫
作例 · 標準
蛇口が壊れたのか、水が止めどなく流れ落ちていて焦った。
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幸せだった頃の記憶が止めどなく溢れてきて、彼は静かに目を閉じた。
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祭りの夜、夜空に止めどなく打ち上がる花火を、皆がうっとりと見上げていた。
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