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文例 · 用例
第十五章 詩と民衆 詩という文学は、元来言って公衆的の文学でない。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
しかしながら元来言えば、詩が音楽に学ぶところは、その精神にあって形式にない。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
しかしながら元来言えば、詩が既に音楽から独立し、純然たる文学となった今日、尚かつ原始の発生形式たる、韻律の機械則を守る必要はないであろう。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
* 芸術の形式は内容の反映である故に、本来言えば「形式主義」とか「内容主義」とかの観念は、芸術上に於てノンセンスである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
西洋人は、本来言って現実主義の国民ではない。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
それ故に本来言えば、単なる「叙景詩」とか「叙景派の詩」なんていうものは実在しない。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
それ故に本来言へば、詩の翻訳に語学上の詮議は無用で、むしろ訳者自身の個人的主観によつて、自由に勝手に翻案化してしまふ方が好いのである。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
本来言へば、すべての良心のある翻訳者は、小宮氏が言つた位のことは自分で訳本の序に書いている筈である、堀口大学君の如きも、その訳詩集に「失はれたる宝石」といふ題をつけてゐるし、故上田敏博士も、訳詩集を出す毎に翻訳の不可能に属することを、自ら告白して謝罪されてゐた。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫