彫りつける
ほりつける
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to carve (design)
文例 · 用例
義兄は姉の法名、佳室妙豊大姉というのを彫りつける下書きを文人的凝り性から、何百枚も書き直しては丹念に書いていた。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
「読もう」 彼は一句ずつ、区切り区切り脳裡に彫りつけるように口吟むのであった。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
やっぱり字を書いてるのかい」「ええ何だかお墓に彫りつけるんだって、大変大きなものを毎日少しずつ書いていらっしゃいます」 書家はその墓碑銘を書くのが目的で、わざわざここへ来たのだと下女から聴かされた時、津田は驚ろいて感心した。
— 夏目漱石 『明暗』 青空文庫
僕達は泳ぎ倦きると、亀を探し出して、甲羅に名前を彫りつける」「早という字の亀がもう二三十いるぜ」「小というのはもっと多い。
— 佐々木邦 『ある温泉の由来』 青空文庫
「ふーん、これは、愛嬌があっておもしろいや」 頭文字にはそれを彫りつけることにきまった。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
したが、木の皮に大文字を彫りつけるのでしたら、こりや他人の筆跡はさておき、自分の筆跡にだつて似そうもありませんわい。
— THE POINT OF A PIN 『ピンの先き』 青空文庫
みよは母の愛情から一つのことを思いついた、それは箭竹をつくるとき、筈巻の下にあたるところへ「大願」と二字を小さく彫りつけることだった。
— 箭竹 『日本婦道記』 青空文庫
作例 · 標準
その木箱には、美しい花の模様が丁寧に彫りつけられている。
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職人が器に複雑な幾何学模様を彫りつけ、芸術作品に仕上げた。
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古代の人々は、壁画に様々な絵柄を彫りつけて信仰を表した。
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