榻背
とうはい
名詞
標準
back of a chair
文例 · 用例
倒るるごとくに路の辺の榻に倚りて、灼くがごとく熱し、椎にて打たるるごとく響く頭を榻背に持たせ、死したるごときさまにて幾時をか過しけん。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
倒るゝ如くに路の邊の榻に倚りて、灼くが如く熱し、椎にて打たるゝ如く響く頭を榻背に持たせ、死したる如きさまにて幾時をか過しけん。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
倒るゝ如くに路の辺の榻に倚りて、灼くが如く熱し、椎にて打たるゝ如く響く頭を榻背に持たせ、死したる如きさまにて幾時をか過しけん。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
そして「何事も明らさまにしてしまうほうがほんとうはいいのだがな」といいたげな目つきで、格別|虐げようとするでもなく、葉子が鼻の先で組んだりほどいたりする手先を見入った。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
もっと大きなのにいれてやれば、ほんとうはいいのですが。
— 小川未明 『自由』 青空文庫
わたしがなおそんな悪いことをいうとしても、ほんとうはいつでもあなたの前にひざまずいて許しを願っているのですわ。
— DAS SCHLOSS 『城』 青空文庫
――つまり、自分はほんとうはいてはならないところにいるのであって、そこに彼が城のある人に呼ばれたことは、ただおおやけの用件が要求するからであり、またそれを許したからであるにすぎない。
— DAS SCHLOSS 『城』 青空文庫
そして、いつでも人工の光のなか、こもった空気のなかにいて――いつも暖房しているためだ――ほんとうはいつでも疲れきっている有様だ。
— DAS SCHLOSS 『城』 青空文庫
作例 · 標準
疲れたので、椅子の榻背にもたれかかって休憩した。
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この椅子は榻背の角度が調整できるので、座り心地が良い。
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古い木の椅子は、榻背の部分が少し傷んでいた。
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