三日路
みっかじ
名詞
標準
three-day journey
文例 · 用例
秋は早い奥州の或|山間、何でも南部領とかで、大街道とは二日路も三日路も横へ折れ込んだ途方もない僻村の或寺を心ざして、その男は鶴の如くに※せた病躯を運んだ。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
秋は早い奥州の或山間、何でも南部領とかで、大街道とは二日路も三日路も横へ折れ込んだ途方も無い僻村の或寺を心ざして、其男は鶴の如くに佳いところだ。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
故郷を出て三日路、其處でかれ等はいつもこの遠い海の光を見て、それから深い深い際限のない山の中に入つて行くのであつた。
— 田山花袋 『歸國』 青空文庫
滯在なしの三日路の樂しい旅はやがてその翌日から始まつた。
— 田山花袋 『歸國』 青空文庫
然ニ先月初五月ナリシ長国下の関と申所ニ参り滞留致し候節、蔵に久しくあハぬ故たずね候所、夫ハ三日路も外遠き所に居候より其まゝニおき候所、ふと蔵ハ外の用事ニて私しのやどへまいり、たがいに手おうち候て、天なる哉/\、きみよふ/\と笑申候。
— 慶応元年九月九日 池内蔵太家族あて 『手紙』 青空文庫
それに、御通行筋は公私の領分の差別なく、旅館の前後里程三日路の旅人の通行を禁止するほどの警戒ぶりだ。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
あのおそのさんもお前、いろいろ心配していてくれると見えてね、馬籠から上伊那の南殿村まで女の足では三日路というくらいのところだから、わざわざ諸道具なぞ持ち運ぶには及ばん、お粂の箪笥、長持、針箱の類はこちらで取りそろえて置くと言ってよこしたさ。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
よってひとまず跡戻りをしてそれから村人らに気付かれぬように、またチベット兵士の守って居らぬ所へ出て行く道はあるまいかとだんだん穿鑿したところが、ドーラギリー雪峰の山北を横ぎってトルボへ出てから道のない山の間を三日路ばかり辿って行くと、遊牧民の来て居る西北原に出られる道筋があるという。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
作例 · 標準
江戸から京都までは、早馬を使っても三日路だった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
目的地の村までは、山を越え谷を渡る三日路が待っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は故郷への三日路を、ただ一人黙々と歩き続けた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash