場所もあろうに
ばしょもあろうに
表現
標準
of all places
文例 · 用例
今に眼に物を見せてくれようで……」「その上に、これも松倉どんから聞いた話じゃが、あの蔵元屋の後妻が野西の尻に付いて、場所もあろうに大目付の役宅へシャシャバリ出て『可愛い娘を祝言前に殺されて妾ゃ行く末が暗闇になりました。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
「畜生|奴、場所もあろうに、あてつけがましく、俺の出入さきでやりやがって」 その米の詞が白木の主人の耳に入った。
— 田中貢太郎 『寄席の没落』 青空文庫
宵の口のことであるから、大勢がすぐに消し止めて幸いに大事にはならなかったが、場所もあろうに仏壇から火が出たということが家内の人々を又おびやかした。
— 津の国屋 『半七捕物帳』 青空文庫
なにしろ、宵のうちからひゅうひゅうとからッ風が吹き荒れて、今晩あたり出火したら、と大びくびくのところへ、場所もあろうに鳶頭金助の家の前で、お隣が大火事だア、とばかり大声でどなったものでしたから、なんじょうあわてないでいられましょう!
— 身代わり花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
もう四ツ(午後十時)に近い頃に、女がたった一人で、場所もあろうに、あの化け銀杏の下に平気で立っている筈がありません。
— 化け銀杏 『半七捕物帳』 青空文庫
しかも、日頃忠実であって、深い信頼を懸けていた由蔵が、僅々の時間に、場所もあろうにこんな所に屍骸と化して横っているとは!
— 海野十三 『電気風呂の怪死事件』 青空文庫
と云うのは、或る一つの洒落れた○○な形が、場所もあろうに、皺の波の中に描かれてしまうからであった。
— 小栗虫太郎 『絶景万国博覧会』 青空文庫
「場所もあろうに、頭の頂天に孔を空けられて、それでいて抵抗も苦悶もした様子がないなんて――。
— 小栗虫太郎 『後光殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
横綱が場所に入り、土俵入りで観客を魅了した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite