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蠱物

まじもの
名詞動詞-サ変
1
標準
charmed and cursed
文例 · 用例
根津仏町|勘解由店の刑部屋敷の露地口で、京助という手代から、一個の品物を奪い取って以来、碩寿翁は蠱物にでも憑かれたかのように、心が絶えず動揺し、心が恐怖に襲われた。
国枝史郎 生死卍巴 青空文庫
七(幽暗なる世界なるかな蠱物めきしたたずまいなるかなここにある物は「現在」の頽廃、ここにある物は過去への思慕、ここに住める物は生ける亡霊、この部屋へ入る者は襲わるべし) こういう箴言が壁の一所に、掲げられていなければ不似合いである。
国枝史郎 十二神貝十郎手柄話 青空文庫
語原まじは、蠱物の字面に当る鳥・獣・昆虫類の人に疫病を与ふる力を言ふのであるが、之を使ふ側をも、後にはまじなふと言ふが、始めは防ぐ方を言うたと考へられる。
折口信夫 「ほ」・「うら」から「ほがひ」へ 青空文庫
當麻語部とか謂つた蠱物使ひのやうな婆が、出しやばつての差配が、こんな事を惹き起したのだ。
釋迢空 死者の書 青空文庫
若人たちは、又例の蠱物姥の古語りであらう、とまぜ返す。
釋迢空 死者の書 青空文庫
当麻語部とか謂つた蠱物使ひのやうな婆が出しやばつての差配が、こんな事を惹き起したのだ。
――初稿版―― 死者の書 青空文庫
若人たちは、又例の蠱物姥の古語りであらうとまぜ返す。
――初稿版―― 死者の書 青空文庫
当麻語部とか謂つた蠱物使ひのやうな婆が、出しやばつての差配が、こんな事を惹き起したのだ。
折口信夫 死者の書 青空文庫
作例 · 標準
その古い指輪は、身につけると幸運を呼ぶとも言われるが、同時に奇妙な災いも引き寄せる「蠱物」だった。
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彼女の魅力は、人を惹きつける「蠱物」のような、危うさと美しさを併せ持っていた。
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その森は、幻想的な美しさで旅人を魅了するが、迷い込んだ者は二度と戻れない「蠱物」だという。
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2
標準
something that bewilders
作例 · 標準
目の前に現れた蜃気楼は、あまりにも奇妙で、見る者すべてを「蠱物」させた。
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この難解な数学の問題は、長年研究者たちを「蠱物」せている未解決の「蠱物」だ。
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「一体どうなっているんだ…」と、彼は不可解な現象を前に「蠱物」していた。
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