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粉本

ふんぽん
名詞
1
標準
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文例 · 用例
少なくも画家の頭脳の中にしまってある取って置きの粉本をそのまま紙布の上に投影してその上を機械的に筆で塗って行ったものとしか思われなかった。
寺田寅彦 津田青楓君の画と南画の芸術的価値 青空文庫
で、人の做し出した美術音樂には、粉本の綴合、古譜の剪裁で無い限りは、其の作者の氣の寓在せぬことは無い。
幸田露伴 努力論 青空文庫
この国のやき物は東洋のを粉本にしつといへど、染いだしたる草花などの色は、我|邦などのものに似もやらず。
森鴎外 文づかひ 青空文庫
この国のやき物は東洋のを粉本にしつといえど、染めいだしたる草花などの色は、わが邦などのものに似もやらず。
森鴎外 文づかい 青空文庫
この幽怪録の話は、明の瞿佑の『剪燈新話』の中の申陽洞の記の粉本になっている。
田中貢太郎 怪譚小説の話 青空文庫
姫が輕く艷なる舞は、エトルリアの瓶の面なる舞者に似て、その一擧一動一として畫工彫工の好粉本ならぬはなかりき。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
想ふにこの女子まだ十五ばかりなるべけれど、脊丈伸びて恰好なれば、行酒女神の像の粉本とせんも似つかはしかるべし。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
ともかくも古来有名な物になって居りまして、かの頼光の大江山入りなども恐らくこれが粉本であろうと思われますから、事実の有無を問わず、ここに紹介することに致します。
白猿伝・其他 中国怪奇小説集 青空文庫
作例 · 標準
美術館の特別展で、狩野派の絵師たちが手本とした貴重な粉本が初公開された。
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師匠から代々受け継がれてきた虎の粉本を元に、彼は自分なりのアレンジを加えた屏風絵を完成させた。
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日本画の修行では、まず先人たちの粉本を忠実に模写することで基本的な筆使いを徹底的に体に叩き込む。
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