舎役
しゃやく
名詞
標準
文例 · 用例
政宗も田舎役者ではあるが相当なもので、その後も謀反の嫌疑をかけられたとき、いつも秀吉との腹芸を、相当にやっている。
— 菊池寛 『小田原陣』 青空文庫
馬鹿々々しい間違いがあるものだと私は田舎役場の出鱈目さ加減を憤慨したが、何しろ東京と鳥取県の田舎では手紙などで照会していたのでは容易に埒があきそうにないので、まだ誰にもそのことを話さぬうちに、党の支部へは、ちょっと急用で郷里へ帰ってくると言いのこしておいて、私はその晩の夜行で東京駅をたった。
— 平林初之輔 『私はかうして死んだ!』 青空文庫
祭の時には七日も芝居を興行して、田舎役者が芸をするその時には、藩から布令が出る。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
田舎役人の県知事などが、李白に敵うべき道理がなかった。
— 国枝史郎 『岷山の隠士』 青空文庫
冬がきて、田舎役者の一行がこの草庵を通りかかつた。
— 坂口安吾 『閑山』 青空文庫
冬がきて、田舎役者の一行がこの草庵を通りかかった。
— 坂口安吾 『閑山』 青空文庫
立てッ」 と、郡代同心が、いかにも田舎役人らしい権柄で顎をすくう。
— 吉川英治 『江戸三国志』 青空文庫
蜂屋源之進を初め末輩の田舎役人でも日本左衛門の名を知らないものはありません。
— 吉川英治 『江戸三国志』 青空文庫