留め
とめ
名詞接尾辞頻度ランク #9940 · 青空 128 例
標準
(a) stop (e.g. in a timber joint, or at the end of a kanji stroke)
文例 · 用例
枯枝に止った一羽の烏は、彼の心の影像であり、ふと止り木に足を留めた、漂泊者の黒い凍りついたイメージだった。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
たそがれは天地に立籠め、もの皆は水のいろに漂いはじめたが、ただ一つ漂わされぬものがあって山ふもとの薄明りの野に、一点の朱を留めていた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
彼は主人に引き留めれられて居るうちどんなに窮屈であり、旅が、さすらいが恋しかったか知れないのです。
— 岡本かの子 『慈悲』 青空文庫
扇紋は畳扇として直線のみで成立している間は「いき」をもち得ないことはないが、開扇として弧を描くと同時に「いき」は薫をさえも留めない。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
もっとも私自身も郵便を投函する必要のあるとき自動車の運転手に「郵便函があったら留めてくれ」といおうか「ポストがあったらストップしてくれ」といおうか、どっちがよくわかるだろうかと咄嗟に迷うことがある。
— 九鬼周造 『外来語所感』 青空文庫
挟箱や鳥毛の槍を押し立てて舞踊しながら練り歩く百年前の姿をした「サムライ日本」の行進のために「モダーン日本」の自由主義を代表する自動車の流れが堰き留められてしまったのである。
— 寺田寅彦 『箱根熱海バス紀行』 青空文庫
たとえ言葉だけは精密に書き留めても、その時の顔の表情や声のニュアンスは全然失われてしまう。
— 寺田寅彦 『アインシュタインの教育観』 青空文庫
家庭という問題に就いて、一つの標準を立て得るであろうか、其の標準が立たないとした時には、何を目安に家庭問題を説くか、頗る取り留めなき事と云わねばならぬ。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
作例 · 標準
習字の先生から「『一』の字は、最後の留めを意識して」と指導を受けた。
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木工細工で、二つの部材がぴったり合わさるように留めの部分を慎重に削った。
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漢字の「はね」や「はらい」に比べて、「留め」は意外と力が入りすぎて難しい。
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標準
remaining (e.g. poste-restante)
作例 · 標準
旅先で郵便物を受け取るために、近くの郵便局に局留めで送ってもらった。
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「住所が確定するまで、こちらで留めにしておきましょうか」と担当者に言われた。
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宛先不明で留めになっていた手紙が、数ヶ月ぶりに私の元へ戻ってきた。
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標準
forty-five degree angle
作例 · 標準
額縁の四隅を留めにして接合すると、継ぎ目が目立たず非常に美しく仕上がる。
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建築現場で「ここを留めに切って」と言われ、角度を正確に計ってからノコギリを入れた。
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DIYで棚を作るとき、斜め45度の留め加工に挑戦したが、隙間が開いてしまった。
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