木くず
きくず
名詞
標準
wood chips
文例 · 用例
」と、ひざの上にたまった木くずを落としながら、おじいさんは、いいたしました。
— 新美南吉 『名なし指物語』 青空文庫
この木の幹はところどころ虫の食い入った穴があって、穴の口には細かい木くずが虫の糞と共にこぼれかかって一種の臭気が鼻を襲うた。
— 寺田寅彦 『花物語』 青空文庫
おじいさんは、自分で木くずを拾ってきました。
— 小川未明 『雪の降った日』 青空文庫
……版木だけは本でかくしても、膝の木くずはごまかせない。
— 咸臨丸受取 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
」 と対馬守、手斧や木くずや、散らかっている道具をまたいで、小屋へはいってきた。
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫
運慶が大木で仁王像を彫っているのを見ると、もともと大木の中に仁王がいたのを、運慶はただそれを外へ取り出すために、余計な木くずを削り落しているだけであるように見えたということを或る人が書いていた。
— 三好十郎 『恐怖の季節』 青空文庫
一郎君が大きな鹿を射とめたのさ」 つづけざまにしゃべりながら、おどるようにして近づいて来ましたが、焚火の前に立つと、めずらしそうに、燃えさかる木くずに見入って、又よろこびの叫声をあげるのでした。
— 江戸川乱歩 『新宝島』 青空文庫
白く透き通る切片は、咀嚼のために、上品なうま味に衝きくずされ、程よい滋味の圧感に混って、子供の細い咽喉へ通って行った。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
作例 · 標準
「うわ、服に木くずがいっぱいついちゃった。外で払ってから中に入らなきゃ」
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削りたての木くずからは、ヒノキ特有の清々しい香りが立ち上っている。
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木工教室の床は、作業が終わる頃には一面が細かな木くずで覆われていた。
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ストーブの焚き付けとして、工房でもらってきた乾燥した木くずを活用する。
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