許
もと
名詞
標準
文例 · 用例
あるいは非職の辞令が場長の手許まできてでもいやせぬかとも考える。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
児供に安心させようとする許りではない、自分も内心には、気象台の報告とて必ずしも信ずるに足らない、よし大雨が一日|一夜降ったにせよ、逃出さねばならぬ様な事は有るまいと、強いて自分の不安をなだめる、自然的心理の働きが動いたのである。
— 伊藤左千夫 『大雨の前日』 青空文庫
風の音|許り外に騒々しくて、家の内には元気よく騒ぐものもない。
— 伊藤左千夫 『大雨の前日』 青空文庫
只ごうっと吹く風の音、ばらばらっと板屋を打つ雨の音に許り神経は昂進るのである。
— 伊藤左千夫 『大雨の前日』 青空文庫
斯の如き奇抜な働きをやっても当時窃にしたことで、人に話してほこりもせず、独無邪気ないたずら童子の頭に記臆された許りであった。
— 伊藤左千夫 『井戸』 青空文庫
それは、今日世上に、家庭問題を論究しつつある人々の内にも、必しも不円満な家庭中の人|許りは居るまい、人の模範となるべき家庭を保って居る人も、多いであろうけれども、実行の伴わない論者も、決して少くはあるまいと思う。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
然れども、如此種族の家庭が、社会に幾許かあるべき。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
今日の事は、何事によらず、根本が抜けて居って、うわべ許りで騒いでいる様じゃ。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
許(きょ) 中国河南省にある都市、許昌の異称・略称。 許 (春秋) - 中国春秋時代の諸侯の一つ。 許 (隋末唐初) - 中国隋代末期に宇文化及が建てた政権(618年~619年)。 許 (姓) - 漢姓のひとつ。
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