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鳴り立てる

なりたてる
動詞
1
標準
文例 · 用例
どっちを追おうかと少しかんがえているうちに、その騒ぎを聞きつけて、近所の珠数屋が戸をあけて、これも人殺し人殺しと怒鳴り立てる
岡本綺堂 三浦老人昔話 青空文庫
「あの地獄の鐘めが、いやにうるさく我鳴り立てるもんだから、つい……」2 名高い提琴家ミイシャ・エルマン氏が、初めて大阪に来て、中之島の中央公会堂で演奏を試みたときのことだった。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
狗が外から帰つて来ると、嬉しさうに我鳴り立てるし、狗が日向ぼつこでもすると、自分もその前に蹲踞込んで、太い嘴で相手の鼻つ先を突き廻したりする。
大正五(一九一六)年 茶話 青空文庫
この婦人会は大阪市の有力な夫人が集まつて、姉さんごつこのやうな事をして遊ぶ為に拵へてあるのだが、広岡のお婆さんが、何ぞといふと我鳴り立てるので、近頃出席者がぽつぽつ減り出した。
大正五(一九一六)年 茶話 青空文庫
猫のやうに背を円つこくして哲学を考へてゐると、電話がやかましく我鳴り立てるし、こつそり恋でもしてゐると、窓の外を嫉妬家の電車が、狂人のやうな声を立てて駈けづり廻る。
大正七(一九一八)年 茶話 青空文庫
「あの地獄の鐘めが、いやに我鳴り立てるもんだから、つい……」 名高い提琴家ミイシヤ・エルマン氏が、初めて大阪に来て、中之島の中央公会堂で演奏を試みたときのことだつた。
昭和三(一九二八)年 茶話 青空文庫
子供の可愛さを自分の心の中で殺さないで、怒鳴り立てる母親とならないで、やさしい母にもなって見たい。
――結婚のモラル―― 人間の結婚 青空文庫
わしゃ業が煮えて煮えて、チエー悔しい」と身を顫わせ四辺を憚らぬ大声にて怒鳴り立てる
秋の巻 食道楽 青空文庫
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