捨て場
すてば
名詞
標準
dumping ground
文例 · 用例
宗十郎夫婦は苦笑してこの池を金魚の姥捨て場だといっていた。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
浄閑寺は廓の女の捨て場所であるということも、今更のように考えられた。
— 岡本綺堂 『箕輪心中』 青空文庫
「こんなさ、めんどうなことやってバレたら、ゴミ捨て場に放り出しとくよりヤバいんじゃねえの。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
大船よりに十文字の駐車場のような困った交叉点があるし、金沢八景側は有名な予算の捨て場で、年度の後半は片側しか使えない。
— 第2章 メリーゴーラウンド、1967年 『45回転の夏』 青空文庫
あっちにも捨て場所は幾らもある筈だ」「理窟はそうだが、理窟でばかり押せねえことがある」と、半七も首をかしげながら云った。
— 蟹のお角 『半七捕物帳』 青空文庫
僕は、猿またの捨て場所にこまって、そっとこの便所へ突っこんで、うんとひもをひっぱってドドドウと水を流して見た。
— 大杉栄 『日本脱出記』 青空文庫
横に顕れた千鶴子の膝頸のかすかに揺れるのを一寸見ると、一種無気味な感動の捨て場のない落ちつきなさで、「ふうむ。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
富岡は、捨て場のない気持ちで、おせいに涙を流させる仕儀に到つたのではないかと、ゆき子はうたがひ深く考へて見るのだ。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
作例 · 標準
ここは何十年も前から廃材の捨て場として使われており、鉄くずの山がいくつもできている。
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キャンプ場のゴミ捨て場がカラスに荒らされないよう、頑丈な金網で囲いを作った。
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都会の喧騒から離れたこの岬は、かつては行き場を失った人々の感情の捨て場でもあった。
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