海沿い
うみぞい
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #26441 · 青空 61 例
標準
seaside
文例 · 用例
海沿いの道を馬車は走った。
— 織田作之助 『電報』 青空文庫
芸者は大抵東京の海沿いから渡ったもので、下町らしい気分があり、波の音かと思われる鼓や太鼓が浜風に伝わった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
」 倉持はそう言って出て行ったが、銀子はちょっと顔を直し、子供に留守を頼んで家を出たが、そこは河に近い日和山の裾にある料亭で、四五町もある海沿いの道を車で通うのであった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
たしかに、海側を走る十六号線と、山側を走る一号線という二本の国道にはさまれた、あるいは、内陸を走る国鉄と、海沿いを走る私鉄にはさまれたこの一帯は、あまり人の住まないところで、低い山が折り重なり、そのあいだに複雑な谷間がひろがっている。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
海沿いの公園では夾竹桃が真盛りであった。
— 宮本百合子 『石油の都バクーへ』 青空文庫
豊後の、海沿いに島があったり、入江があったり、実に所謂いい景色にちんまりしていたのが、日向にかかると、風景がずっと放胆で平原的になった。
— 宮本百合子 『九州の東海岸』 青空文庫
無花果の実の熟れ連った海沿いの白い道を、水平線に随って歩いたり、波の洗う芒の中に一群の寂しい墓標を尋ねてみたりして、山村の心にも馴れしたしんだ。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
すると、どういうものか写真に顕れた風景とは反対に、欅の下で石を動かしている土工の日焦した腕や、東北の海沿いの白い路に熟れ連っていた無花果や、上越の茂みの下を流れ潜る水の色などがしきりに泛んだ。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
作例 · 標準
例句