憂うべき
うれうべき
表現
標準
deplorable
文例 · 用例
しかしそういう事実からして、統計的研究――物理学方法論から見た一つの方法としての――が本質的に無価値なるがごとき「感じ」を与えるようになるとしたら、それもまた憂うべきことである。
— 寺田寅彦 『量的と質的と統計的と』 青空文庫
優善は渋江一族の例を破って、少うして烟草を喫み、好んで紛華奢靡の地に足を容れ、とかく市井のいきな事、しゃれた事に傾きやすく、当時早く既に前途のために憂うべきものがあった。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
英国王子に潔身の祓私が明治政府を攘夷政府と思たのは、決して空に信じたのではない、自から憂うべき証拠がある。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
然りといえども、その消極を想像してこれを憂うれば、また憂うべきものなきに非ず。
— 福沢諭吉 『旧藩情』 青空文庫
いずれも皆、学問上には憂うべきの大なるものにして、その憂の原因は学者の身に閑なくして家に恒産なきがためなり。
— 福沢諭吉 『学問の独立』 青空文庫
方今わが国民においてもっとも憂うべきはその見識の賤しきことなり。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
人の品行は高尚ならざるべからざるの論 前条に「方今わが国においてもっとも憂うべきは人民の見識いまだ高尚ならざるの一事なり」と言えり。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
最も憂うべき所にして、ある人の説に十全の正直は十全の親愛と両立すべからずといいしも、この辺の事情を極言したるものならん。
— 福沢諭吉 『日本男子論』 青空文庫
作例 · 標準
例句