権令
ごんれい
名詞
標準
文例 · 用例
宛名は「小田県権令矢野光儀殿」と書してある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
こんなお触れが、筑摩県|権令の名で駅々村々へ回って来る。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
その年、明治六年の十一月には、筑摩県|権令永山盛輝の名で、神葬仏葬共に人民の信仰に任せて聞き届ける旨はかねて触れ置いたとおりであるが、今後はその願い出にも及ばない、各自の望み次第、葬儀改典勝手たるべしの布告が出るほどの時節が到来した。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
明治元年に権令林左門が笠松県出仕を命じたが、景蔵は病ととなえて固く辞退した。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
九「鎮台司令官は、防備にのみ専念されておられるが、なぜ、進んで三太郎峠の嶮を擁し、積極的に敵を撃破するの策に出なかったか」 これは県権令の富岡|敬明が、最初、谷将軍へ詰問したところである。
— 谷干城夫人 『日本名婦伝』 青空文庫