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片肘

かたひじ
名詞
1
標準
one elbow
文例 · 用例
」 僕は、カウンターに片肘をのせて立っているおかみさんの顔を見た。
太宰治 眉山 青空文庫
どうです、和子さん、僕の新しい指導のもとに、もう一度、文章の勉強をなさいませぬか、僕は、必ずや、などとずいぶんお酒に酔ってもいましたが、大袈裟な事を片肘張って言い出す仕末で、果ては、さあ僕と握手をしましょうと、しつこくおっしゃるので、父も母も、笑っていながら内心は、閉口していた様子でありました。
太宰治 千代女 青空文庫
あるじの国太郎は三十五六のお坊っちゃん上り、盲目縞の半纏の上へ短い筒袖の被布を着て、帳場に片肘かけながら銀煙管で煙草を喫っている。
岡本かの子 とと屋禅譚 青空文庫
かの女は、潜り門に近い洋館のポーチに片肘を凭せて、そのままむす子にかかわる問題を反芻する切ない楽しみに浸り込んだ。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
「お手拭きなら、ここよ」「なんて、ませたやつだ」 座敷へ入って来てから、ここまでの所作を片肘つき、頬を支えて、ちょうどモデルでも観察するように眼を眇めて見ていた逸作は、こう言うと、身体を揺り上げるようにして笑った。
岡本かの子 雛妓 青空文庫
」 それから屈托そうに体をよじって椅子にかけて八角テーブルの上に片肘つきながら、新吉の作った店頭装飾の下絵の銅版刷りをまさぐる。
岡本かの子 巴里祭 青空文庫
(四)○机の上に片肘をついて煙草を吹かしながら、私は書き物に疲れた眼を置時計の針に遊ばせてゐた。
石川啄木 歌のいろ/\ 青空文庫
水のない溝のなかに片肘ついて轉げた子供の瞳は、それでもなほお葉の體から離れなかつたのである。
素木しづ子 三十三の死 青空文庫
作例 · 標準
彼はテーブルに片肘をつき、退屈そうに窓の外を眺めていた。
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ソファに寝転がり、片肘で体を支えながら本を読みふけるのが彼の休日の過ごし方だ。
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居酒屋のカウンターで、片肘をつきながらグラスを傾ける彼女の横顔が美しかった。
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