草履取り
ぞうりとり
名詞
標準
servant in charge of footwear
文例 · 用例
晴賢の辞世は、なにを惜しみなにをうらみむもとよりも 此の有様の定まれる身に この時同じく殉死した垣並佐渡守の辞世は、|莫論勝敗跡人我暫時情一物不生地山寒海水清 家臣は、晴賢の首を紫の袖に包み、谷の奥に隠しておいたが、晴賢の草履取り乙若というのがつかまった為、其|在所が分った。
— 菊池寛 『厳島合戦』 青空文庫
この時の有様を『甲陽軍鑑』に、「敵味方三千七百の人数入り乱れて突いつ突かれつ伐つ伐たれつ互に具足の綿噛みを取り合ひ組んで転ぶもあり首をとつて立ちあがれば其首は、我主なりと名乗つて鑓つけるを見ては又其者を斬り伏せ後には十八九歳の草履取りまで手と手を取合差違へ候」とある。
— 菊池寛 『川中島合戦』 青空文庫
四谷伝馬町の大通りに小鳥を売っている野島屋の店さきに、草履取りをつれた一人の侍が立った。
— 一つ目小僧 『半七捕物帳』 青空文庫
天竜寺の暮れ六ツをきいて喜右衛門は夕飯をくっていると、昼間の草履取りが再び野島屋の店さきに立った。
— 一つ目小僧 『半七捕物帳』 青空文庫
草履取りの中間と話しながら新宿の方へ急いでゆくうちに、細かい雨がふたりの額のうえに冷たく落ちて来た。
— 一つ目小僧 『半七捕物帳』 青空文庫
主人になったのは糠目三五郎という御家人、草履取りは渡り中間の権平という奴で、これだけは本物です。
— 一つ目小僧 『半七捕物帳』 青空文庫
ともかくも小幡に逢って、先方の料簡を訊いてみよう、万事はおれに任しておけ」 妹を自分の屋敷に残して置いて、松村は草履取り一人を連れて、すぐ西江戸川端に出向いた。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
草履取りを連れて出てゆくその人のうしろ姿を、お縫も三左衛門も陰った顔でいつまでも見送っていた。
— 岡本綺堂 『箕輪心中』 青空文庫
作例 · 標準
昔の武家では、身分の低い者が草履取りを務めた。
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彼は若くして才能を見出され、草履取りから出世した。
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草履取りは、主人の身の回りの世話をする重要な役割だった。
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