天王
てんのう
名詞頻度ランク #41945 · 青空 549 例
標準
heavenly king
文例 · 用例
大阪の天王寺の五重塔が倒れたのであるが、あれは文化文政頃の廃頽期に造られたもので正当な建築法に拠らない、肝心な箇所に誤魔化しのあるものであったと云われている。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
物理学者が尺度の比較をする時には寒暖計を八かましく云っても、天王星やシリアスの位置を帳面につける必要はまだない。
— 寺田寅彦 『方則について』 青空文庫
科学的常識というのは、何も、天王星の距離を暗記していたり、ヴィタミンの色々な種類を心得ていたりするだけではないだろうと思う。
— 寺田寅彦 『流言蜚語』 青空文庫
それからは洪積層が旧天王の安山集塊岩の丘つづきのにも被さっているかがいちばんの疑問だったけれどもぼくたちは集塊岩のいくつもの露頭を丘の頂部近くで見附けた。
— 宮沢賢治 『或る農学生の日誌』 青空文庫
然も其の日は、午前の中、爪皮の高足駄、外套、雫の垂る蛇目傘、聞くも濡々としたありさまで、(まだ四十には間があるのに、壮くして世を辞した)香川と云ふ或素封家の婿であつた、此も一人の友人の、谷中天王寺に於ける其の葬を送つたのである。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫
別して造塔、起仏に御熱心にて、自ら七寺(四天王寺、法隆寺、中宮寺、橘寺、蜂丘寺、池後寺、葛城寺)を建立せられた外、諸国にも寺院の配在を奨励せられたのは、国家鎮護の役目とともに、庶民をして和恭の心を発得せしめん御心よりであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
束髪にして打もの執って従軍されましたが、敵勢が盛んなるを御覧になって、仏天の加護を得ずんば願成り難しと、白膠木を取りて四天王の像を作り、これを頂髪に籠められて、それから馳せ向われたと、伝えられております。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
四天王とは、内心慈悲を蓄えながら、方法上、忿怒の姿において人々を信服せしむる慈勇の魂を象徴したものであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
作例 · 標準
仏教における四天王は、世界の四方を守護する存在として広く知られている。
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かつての東アジアでは、天王という称号は特定の支配者層に対して用いられることがあった。
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まるで天王がこの地に降臨したかのような、荘厳な雰囲気が漂っていた。
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標準
Gozu Tenno (deity said to be the Indian god Gavagriva)
作例 · 標準
京都の祇園祭は、疫病退散を祈願して牛頭天王を祀ったのが起源とされる。
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日本各地には、牛頭天王を主祭神とする八坂神社系の社が多い。
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昔の物語には、荒ぶる牛頭天王の怒りを鎮めるための儀式が描かれているものがある。
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ウィキペディア曖昧さ回避
天王(てんのう・てんおう)
仏教
- 天部(仏教の神)の「 — 天」(梵:deva)を特に「 - 天王」(梵:deva-rāja)という場合がある。
- 牛頭天王(祇園精舎の守護神。日本では須佐之男命と習合。各地の神社名の「 — 天王」や「天王祭」の天王)
- 四天王(帝釈天に仕える)
- 毘沙門天王(四天王の中のひとつとしては多聞天という)
- 梵天王(帝釈天とともに二大護法善神とされ一対の像で祀られることが多く「梵釈」とも並び称される)
- 帝釈天王(四天王を配下とする)
- 天輪聖王(てんりんじょうおう)
- 天王如来(『法華経』では釈迦の弟子であった提婆達多が未来に成仏すると説く。その時の提婆達多の号)
道教
- 元始天王 — 道教の神のひとつ。中国神話の盤古に当たる。
中国
中国の地名
出典: 天王 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0