木竹
ぼくちく
名詞
標準
文例 · 用例
さて若衆のいでたちや奴冠りに筒袖の半纏すがた意氣なるに帶ぶや棕梠の木竹箒、事あり顏に見交して物物しくも構へたり。
— 萩原朔太郎 『煤掃』 青空文庫
これは明らかに強風のために途上の木竹片あるいは砂粒のごときものが高速度で衝突するために皮膚が截断されるのである。
— 寺田寅彦 『化け物の進化』 青空文庫
気のせいか、かッかッと燃える中に、木竹の折れる音もするほど近間で居て、それで何と私の跫音にばらばら蛙が遁げ込みます。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
恐らくそれは舎弟の三木竹二君の斡旋に因るものであろうが、劇界では破天荒の問題として世間の注目を惹いた。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
それらの事情から、とても芝居|覗きどころの騒ぎではないので、わたしは自分が受持ちの劇評を三木竹二君にたのんで、編集の仕事と従軍の準備とに昼夜をあわただしく送っていた。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
劇評家三木竹二の主宰なり。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
○一月十二日、三木竹二死す、四十二歳。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
狭い庭であるが、鞍馬石に、木竹を配して、巧妙に布置されてあった。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫