根から
ねから
副詞名詞-の形容詞
標準
since the beginning
文例 · 用例
ある日宅の女中が近所の小母さん達二、三人と垣根から隣を透見しながら、何かひそひそ話しては忍び笑いに笑いこけているので、自分も好奇心に駆られてちょっと覗いてみると、隣の裏庭には椅子を持出してそれに楠さんが腰をかけている。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
白樺の痩せた稚い樹が出て来て、その中から山桜の花が、雪のように咲いている、四月の色は北岳の北の尾根から、信濃金梅の傾斜を伝わって、この森林にまで、流れ込んでいる。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
電車の屋根から突き出ている棒と架空線との接触した処で青い光が出るのも同じ訳である。
— 寺田寅彦 『ランプのいろいろ』 青空文庫
次はヘルマン・チェッツ百貨店の二三町もあり相な延大な飾窓は、殆ど実物大の小屋の数層を数多見せ、サンタクロースが壮厳にある屋根から降りつつ見る下の此処彼処の家に、小児が贈物を待ちつつ眠るところ、何れも豪華に独逸の精力的な重大性を見せたものです。
— 岡本かの子 『伯林の降誕祭』 青空文庫
「でも、男があんまり細かいことに気のつくのは偉くなれない性分じゃないのかい」「僕だって、根からこんな性分でもなさそうだが、自然と慣らされてしまったのだね。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
メリヤスや靴下を並べた台の前には人間の垣根が出来てその垣根から大小色々な無数の手が出てうごめきながら商品をつまぐり引っぱり揉みくたにしている。
— 寺田寅彦 『猫の穴掘り』 青空文庫
お小夜尚も、T「けちな野郎達たァ交際い度かあ御座んせん」 ウヌッと抜き討ちに斬って来る主膳の刃をヒラリとかわしてお小夜、窓から屋根へ―― 屋根から木を伝って板塀を跳び下りて大地へつッ立った。
— 山中貞雄 『なりひら小僧』 青空文庫
「よろしく、今のうちにその根から掘取りおくべしだ!
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は根から真面目な性格なので、どんな仕事も手を抜かない。
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この問題は、根から解決策を見直す必要がある。
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彼は根から嘘をつけない人間だ。
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標準
absolutely (not)
作例 · 標準
私は根からその意見には賛成できない。
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彼は根から悪人というわけではない、ただ不器用なだけだ。
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あの発言は、根から間違っていると思う。
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