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堀端

ほりばた
名詞
1
標準
side of a moat
文例 · 用例
そんなことを考えながら帝劇の玄関を下りて、雨のない六月晴の堀端の薫風に吹かれたのであった。
寺田寅彦 雑記帳より(2) 青空文庫
堀端にかかった時に、桃色の曙光に染められた千代田城の櫓の白壁を見てもそんな気がした。
寺田寅彦 雑記(1) 青空文庫
この寒さにお堀端の吹き曝しへ出ましては、こ、この子がかわいそうでございます。
泉鏡花 夜行巡査 青空文庫
たといきさまが、観音様の化身でも、寝ちゃならない、こら、行けというに」       三「伯父さんおあぶのうございますよ」 半蔵門の方より来たりて、いまや堀端に曲がらんとするとき、一個の年紀少き美人はその同伴なる老人の蹣跚たる酔歩に向かいて注意せり。
泉鏡花 夜行巡査 青空文庫
見渡すお堀端の往来は、三宅坂にて一度尽き、さらに一帯の樹立ちと相連なる煉瓦屋にて東京のその局部を限れる、この小天地|寂として、星のみひややかに冴え渡れり。
泉鏡花 夜行巡査 青空文庫
読者御存じの都合ありて、間に合せの車夫に腕車を曳せ、今や鮫ヶ橋より帰館の途次、四ツ谷見附に出でて、お堀端を走ること十間ばかり、ふと顕れたる中年増、行違いざま、慌しく「あれ若い衆様、心棒が抜けてるよ。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
先年、麹町の土手三番町の堀端寄に住んだ借家は、太い濕氣で、遁出すやうに引越した事がある。
泉鏡太郎 くさびら 青空文庫
その当時の堀端は頗る狭く、路幅は殆ど今日の三分の一にも過ぎなかったであろう。
岡本綺堂 御堀端三題 青空文庫
作例 · 標準
城の堀端を散歩しながら、歴史に思いを馳せた。
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堀端には、古い石垣が残り、かつての防御を物語っている。
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観光客は、堀端に咲く桜を背景に記念写真を撮っていた。
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