気を入れる
きをいれる
表現動詞-一段
標準
to do in earnest
文例 · 用例
「余り気を入れると他愛がないよ。
— 泉鏡花 『縁結び』 青空文庫
このまま静脈に刺してやろうかと、寺田は静脈へ空気を入れると命がないと言った看護婦の言葉を想い出し、狂暴に燃える眼で一代の腕を見た。
— 織田作之助 『競馬』 青空文庫
」 お夏は半ば聞棄てて、気を入れるともなく返事ばかりして、帳面をあっちこっちばらばらと返していたが、この時一点も疑う色のない顔を上げた。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
ほほほ、」「むむ、」 気を入れると直ぐに、よたり。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
しかしお菓子の類は途中で蓋を明けて冷い空気を入れると折角膨らんだ菓子が縮まってモー再び膨れませんから極く手速くしないといけません」と何から何まで委しき説明。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
こいつにマトモに気を入れると一生のマチガイになる。
— 坂口安吾 『裏切り』 青空文庫
はっきりわからないけれど、こっちにあるのは、電気を起す機械だし、それからまたあそこにあるのは、どう考えても圧搾空気を入れるいれものだねえ。
— 海野十三 『怪塔王』 青空文庫
寝床へも空気を入れるようにしてくれ。
— 貸家 『世界怪談名作集』 青空文庫