自詠
じえい
名詞
標準
文例 · 用例
“貧閑自詠”八月十九日 晴。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
自選であるか、自詠であるかどうかは知らないが、それにしても最初の句の「ともかくも」とは拠どころなくという意味も含んでいる。
— 長谷川時雨 『マダム貞奴』 青空文庫
そこで、彼が居間には、世をわたる業のなきゆゑ兵法を隠れ家とのみたのむ身なれや と自詠の一首が、懐紙に書かれて、壁の茶掛となっている。
— 水の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
俊基は、かねて獄室で写しておいた法華経一巻と、自詠の和歌の一ト綴を、妻の小右京へ送りとどけてもらいたいということと、「また、も一つは」 と、眼をとじて言った。
— みなかみ帖 『私本太平記』 青空文庫
自詠の和歌と、疑問の一句 画を描いた人である。
— 吉川英治 『随筆 宮本武蔵』 青空文庫