長目
ちょうもく
名詞
標準
文例 · 用例
そして結目が腰へ少し長目でした。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
荷馬車は近頃餘り見られず、手車は普通よりは長目の荷車だつた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
蝋色鞘を長目にずいと落として差して、黙々さっそうとしながら出ていった方角がまたじつに右門流なのです。
— 七七の橙 『右門捕物帖』 青空文庫
2 円い瓜、長目な瓜、細長い瓜、またはでこぼこの瓜――それがどんな形であろうと、私が瓜の実を好む気持に少しも変りはない。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
御老中様には御存じないかも知りませぬが、あの紐と申しますのは、徳川のお家の長いのを寿くために、長目に致してございますので、唯今のお言葉で伺ひますと、まるでお家が早く滅びましても……」「もう可い。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
出世の秘法9・7(夕) 詩人バイロンが華やかな、奔放な詩風で一代の人心――とりわけ若い婦人の心を支配した頃は、欧羅巴の青年達はみなバイロンのやうにその髪を長目にし、加之にバイロンのやうに態と跛をひいて歩いたものだ。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
白墨の粉に汚れた木綿の紋付に、裾の擦切れた長目の袴を穿いて、クリ/\した三分刈の頭に帽子も冠らず――渠は帽子も有つてゐなかつた。
— 石川啄木 『足跡』 青空文庫
白墨の粉に汚れた木綿の紋附に、裾の擦り切れた長目の袴を穿いて、クリ/\した三分刈の頭に帽子も冠らず――渠は帽子も有つてゐなかつた。
— 石川啄木 『足跡』 青空文庫