好奇
こうき
名詞頻度ランク #7020 · 青空 626 例
標準
inquisitiveness
文例 · 用例
ホオ……と僕はお道化てゐるんだがまだ見ぬ先生に意地の悪い気持を抱いてゐるんだが、煙草をまづく感じ出すと、飛行機のみならず、洋服掛にまで、異常な好奇心を覚ゆるのであつた――とにかく御幸福なお方であらせられるよ。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
道の兩側に女郎屋が竝び、子供心の好奇心で覗いて歩いた。
— 萩原朔太郎 『悲しい新宿』 青空文庫
百姓の彼等は小さいながらブルヂョアの我々の家の中といふものが、それでなくても好奇の目を視張るに十分な対象だつたのだ。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
そこに於ては神も亦好奇心のみ。
— 中原中也 『地上組織』 青空文庫
子供の時分にナショナルリーダーを教わったときに生れてはじめて雪橇というものの名を聞き覚え、その絵を見て、限りなき好奇心と異国の冬への憧憬を喚び起こされたのであったが、その実物をこの眼に見、その鈴の音を耳にしたのは実にこの夜が初めてでありそうしてまたおそらく最後でもあった。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
ある日宅の女中が近所の小母さん達二、三人と垣根から隣を透見しながら、何かひそひそ話しては忍び笑いに笑いこけているので、自分も好奇心に駆られてちょっと覗いてみると、隣の裏庭には椅子を持出してそれに楠さんが腰をかけている。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
浦島太郎は、弟妹たちのそんな無遠慮な批評を聞いても、別に怒りもせず、ただ苦笑して、「好奇心を爆發させるのも冐險、また、好奇心を抑制するのも、やつぱり冐險、どちらも危險さ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」と龜は、ここに於いて、かのエデンの園の蛇の如く、何やら人の好奇心をそそるやうな妙な事を、ふいと言つた。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
作例 · 標準
猫は好奇が旺盛な動物で、新しい箱を見つけるとすぐに中に入ろうとする。
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好奇の目で見られるのは不本意だが、この実験の成果を世に示すまでは耐えるつもりだ。
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子供の頃の純粋な好奇こそが、科学者としての彼の原動力となっている。
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