本歌
ほんか異読 もとうた
名詞
標準
original verse poem
文例 · 用例
昔伊勢の国で冬咲の桜を見て夢庵が、冬咲くは神代も聞かぬ桜かな、と作ったのは、伊勢であったればこそで、かように本歌を取るが本意である、毛利|大膳が神主ではあるまいし、と笑ったということである。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
それ故に日本歌史上に於て、月の歌が最も多く詠まれてゐるのは、実に当時の平安朝時代であつた。
— 萩原朔太郎 『月の詩情』 青空文庫
朝禽の語が日本歌人によつて如何に取扱はれたるかを考察しても解し得る。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
本歌は忘れましたがね、一寸こうした節だったようです。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
流行の小唄|端唄など、浄瑠璃とは趣かわって、夢にきいた俗人の本歌のような風情がある。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
朝鳥の語が日本歌人によってどう取扱われたかを考察しても解る。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
外国文学より得たる思想にても、日本歌人の脳中に入りて、それが歌となりて再び出づる時は、その思想は日本化せられをらざるべからず。
— 正岡子規 『人々に答ふ』 青空文庫
人ならず何時の世か著し紫のわが袖の香を立てよ橘 前にも一度 rebers した古今集の 五月待つ花橘の香を嗅げば昔の人の袖の香ぞする といふ歌を本歌とすることいふ迄もない。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
作例 · 標準
歌人が詠んだ歌は、その後に多くの本歌取りを生み出した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
本歌の美しさを理解することで、和歌の世界がより深く楽しめる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は古今和歌集に収められている本歌を研究している。
幻辭AI · gemini-2.5-flash